講師:NPO法人コミュニティビジネスサポートセンター 代表理事 永沢映氏
シニアの社会参加の可能性のひとつとして、NPO活動について、さらには「さいちゃれ」の課題をお示しいただいた。
1.急速に高齢化が進む東京都
さいちゃれは社会的に求められている課題に取り組んでいる。
2.事業型NPO法人について
CB、SB
最低賃金を支払っていること
継続することに責任がある
3.市民活動、NPO活動について
課題:人材と資金、透明性と公開性、情報発信、賛同の獲得、自立性と独立性
4.シニア起業の傾向と課題
課題 受け身である、リスク意識が低い
男性、女性、年齢などで固まる傾向にある
5.シニアの就労の傾向と課題
課題 シルバー人材センターの仕事では満足しない
6.事例 「子ども食堂」
安い対価ですべてをどんどん提供する。それでは潰れてしまう。
第1号子ども食堂はふつうの食堂が、週1回だけ貧困子ども向けに安く食事を提供した。
これはPRにもなり、本来の食堂の売上げアップにつながった。
①赤字でも必要なことはやる
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②収益の柱となる事業があること
③基盤となる補助金などを得ること
7.持続するための4つの要素
①地域課題の明確化
ニーズはあるか、広く理解を求める
②連携、ネットワーク
外部を巻き込む力
③やる気、自発性
担い手がワクワク、楽しむ
④継続性、財源確保
8.さいちゃれの課題
①「成果の出し方」を明確化する
②財源を明確化する
③情報を得る 機会を得ること
④活動を広げること
⑤社会ニーズ、流行を知る
ex「リビングラボ」
知見、経験を入れたワークショップ
第三者、専門家の検証を入れて活動の評価、成果をアウトプットする
さいちゃれの具体的課題
成果目標を明確化する
たとえば、何人のシニアを、どんな仕事に、いつまでに、など数値で明確にする。
→ 目標が明確になって、はじめて連携してくれる人が現れる。
以上