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第1回「シニアの社会参加の可能性」受講記2017.12.1

講師:NPO法人コミュニティビジネスサポートセンター 代表理事 永沢映氏

 シニアの社会参加の可能性のひとつとして、NPO活動について、さらには「さいちゃれ」の課題をお示しいただいた。

1.急速に高齢化が進む東京都
 さいちゃれは社会的に求められている課題に取り組んでいる。

2.事業型NPO法人について
 CB、SB
 最低賃金を支払っていること
 継続することに責任がある

3.市民活動、NPO活動について
 課題:人材と資金、透明性と公開性、情報発信、賛同の獲得、自立性と独立性

4.シニア起業の傾向と課題
 課題 受け身である、リスク意識が低い
    男性、女性、年齢などで固まる傾向にある

5.シニアの就労の傾向と課題
 課題 シルバー人材センターの仕事では満足しない

6.事例 「子ども食堂」
 安い対価ですべてをどんどん提供する。それでは潰れてしまう。
第1号子ども食堂はふつうの食堂が、週1回だけ貧困子ども向けに安く食事を提供した。
これはPRにもなり、本来の食堂の売上げアップにつながった。
 ①赤字でも必要なことはやる
  無料セミナー → 本業が儲かる メリハリ!
 ②収益の柱となる事業があること
 ③基盤となる補助金などを得ること

 

7.持続するための4つの要素
 ①地域課題の明確化
  ニーズはあるか、広く理解を求める
 ②連携、ネットワーク
  外部を巻き込む力
 ③やる気、自発性
  担い手がワクワク、楽しむ
 ④継続性、財源確保

8.さいちゃれの課題
 ①「成果の出し方」を明確化する
 ②財源を明確化する
 ③情報を得る 機会を得ること
 ④活動を広げること
 ⑤社会ニーズ、流行を知る
  ex「リビングラボ」
   知見、経験を入れたワークショップ
   第三者、専門家の検証を入れて活動の評価、成果をアウトプットする

さいちゃれの具体的課題
 成果目標を明確化する
 たとえば、何人のシニアを、どんな仕事に、いつまでに、など数値で明確にする。
 → 目標が明確になって、はじめて連携してくれる人が現れる。

以上